語り続けられる。
2017年 04月 11日
(マタイ26:13)
受難週の火曜日。
イエス様はベタニヤのシモンの家に滞在します。シモンはツァラアトでした。その家にマルタとラザロの妹のマリヤという女の人がきて、イエス様に非常に高価な香油を注ぎます。
弟子たちはこれを見て、憤慨し「何のために、こんなむだなことをするのか。この香油なら、高く売れて、貧しい人たちに施しができたのに。」
と、いいましたが、イエス様は「わたしの埋葬の準備をしたのだ。」と、この行為を褒められます。
そして、
「この福音の語られるところでは、この人のしたことは語られる」といわれたのでした。
そして、現在そのようになって、世界中の教会で話されています。
教会の奉仕を喜んであれこれしたいけれど、それぞれ自分のできることには限界や制限があったりするので、他の人がしていることを嫉妬したり、批判したりする罪な心がわたしたちにはあります。
マリヤのしたことに対しての弟子たちの憤慨にそれを感じます。
しかし、イエス様は神の御子ですから、マリヤがした高価な捧げものに相応しいお方です。弟子たちはまだ、心からイエス様を神の御子で、自分たちの救い主であると信じていなかったのでしょう。
現在のわたしたちにも、そんな弱さがあります。人と自分を比べたり、人を批判したりします。神様を見ないで、自分の心や他人の姿ばかりに目が行きます。
しかし、イエス様はわたしたちの弱さをご存知なうえで、わたしたちを一方的に愛し、わたしたちの罪の身代わりに十字架でご自身をお捧げになり、わたしたちに罪の赦しと永遠のいのちを与えて下さいました。
十字架上で、そんなわたしたちをゆるしてくださるように神様に祈ってくださいました。
(ルカの福音書23:34)。
「父よ。彼らをお赦しください。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」
このようにイエス様はとりなして下さいましたから、救いの恵みの感謝から、献身のしるしとして奉仕をなし、捧げ物を捧げ、主の教会にお仕えしていく者でありますように。
イエス様は、(マルコ14:8)
「この女は、自分にできることをしたのです。埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれたのです。」
とおっしゃいました。このお言葉からわたしたちは、できないことをしようとするのではなく、できることで精一杯をもって主にお仕えすることが大切だとわかります。
お仕えすることの中において、わたしたちは、今試練の中におられるかたに寄り添い助け励ますことが大切です。
どうぞ、わたしたちがそのような歩みができますように、主よ、励ましてください。
マルコ14:7~9
「貧しい人たちは、いつもあなたがたといっしょにいます。それで、あなたがたがしたいときは、いつでも彼らに良いことをしてやれます。しかし、わたしは、いつもあなたがたといっしょにいるわけではありません。
この女は、自分にできることをしたのです。埋葬の用意にと、わたしのからだに、前もって油を塗ってくれたのです。
まことに、あなたがたに告げます。世界中のどこででも、福音が宣べ伝えられる所なら、この人のした事も語られて、この人の記念となるでしょう。」
今日も御言葉に感謝して救い主イエス.キリストの御名を通してお祈りいたします。
アーメン。
2017. 4/11
だいぶ前のイースターのお祝い。教会学校。
みんな成長しました。