殺されそうになったモーセ
2018年 09月 21日
(出エジプト記 4章24節)
聖書通読 出エジプト記4章
ミディアンからエジプトへ行く途中、神様はモーセを殺そうとしたとあります。
エジプトに行くように説得したモーセを神様は何故殺そうとなさったのでしょうか?
ここは驚くところです。
その理由は次の25節にあるようです。
"そのとき、ツィポラは火打石を取って、自分の息子の包皮を切り取り、モーセの両足に付けて言った。「まことに、あなたは私には血の花婿です。」"
モーセが息子の割礼をしていなかったので、神様は怒ってその責任をモーセに取らせようとしたのでしょうか?
神様はアブラハムに、すべての男子に割礼を受けさせなさいという命令をなさいましたが、モーセはそれを守り行なっていなかったので、エジプトにイスラエルの民を救済に行く前に、リーダーとしてやるべきことをやらないなら殺すという神様の怒りだったのでしょうか?
ツィポラがすかさず息子の包皮を切り取って、モーセの両足につけたのは、妻のチッポラは神様がモーセを殺す理由を知っていたからでしょう。
モーセとツィポラはそれまで息子の割礼を拒んでいたのかもしれません。
4章26節の、
"すると、主はモーセを放された。彼女はそのとき、割礼のゆえに「血の花婿」と言ったのである。"
の「血の花婿」とはいったいどういう意味なのでしょうか?
妻が息子に割礼をして必死に神様にモーセの命乞いをしたことは分かります。
☆今日気付かされたこと。
神様がモーセを殺そうとなさったことで、神様は厳しいお方ですが、それ以上に憐れみ深い方だと思いました。
割礼のことでは神様の命令を守らないモーセをイスラエルの民の救済のためにお立てになったのですから。
神様がモーセになさったことは
わたしたちにもなさることです。
神様は初めから能力や才能に恵まれた強い人ではなく、むしろ、モーセの姿に示されているように、初めは弱く不適格な人を用いてくださり、そこに神様の偉大さをわたしたちに見せてくださいます。
つまり、わたしたちを用いて、神様が働かれるのです。
コリント人への手紙 第二 4章7~10節
"私たちは、この宝を土の器の中に入れています。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものではないことが明らかになるためです。
私たちは四方八方から苦しめられますが、窮することはありません。途方に暮れますが、行き詰まることはありません。
迫害されますが、見捨てられることはありません。倒されますが、滅びません。
私たちは、いつもイエスの死を身に帯びています。それはまた、イエスのいのちが私たちの身に現れるためです。"
今日も弱いわたしと共にいてくださって支えてください。イエス様の御名を通してお祈りいたします。
アーメン
2018 9/20